福津市、古賀市、宗像市の口コミNo.1の
うみがめ鍼灸整骨院です。
「筋肉が弱いから痛い」
とか
「筋肉が弱いから歩けなくなっている」
とか
「筋肉が弱いから痛めやすい」
というようなことはよく言われますが、
果たして本当なのでしょうか？
個人的には筋肉はあった方が良いかもしれませんが、
問題は筋肉があるか無いかではなく、
持っている筋肉が上手く使えているかどうかだと思います。
筋肉があっても使えていなければ意味がありませんし
意味の無い筋トレによって
さらに体を痛めやすくしているように思います。
例えば誰が言い出したかは知りませんが
「腰痛には腹筋が効果がある」
というようなものがあります。
腹筋を鍛えることで体幹が安定し腰痛になりにくい
というような事が言われています。
普通の上体を起こす腹筋では残念ながら
体幹部を安定させる効果は薄いでしょう。
筋肉がつく分には良いですが
トレーニングによってしなやかさがなくなり
腹筋が硬くなってしまうと筋肉が縮むので
むしろ猫背になるので腰痛になりやすいように思います。
私は腹筋を猫背筋と呼んでいます。
逆に猫背の場合、背筋が弱いから猫背になると言われ
背筋を勧める人もいますが
背筋は筋肉の中で一番弱くなりにくく、
寝たきりになっても筋量はさほど変わらないと言われています。
普段特に運動をしていないのであれば
他の筋肉よりも背筋の方が強いと考えられるので
背筋が弱いから猫背とは言えないように思います。
広背筋という背中の筋肉は
骨盤から肩の前側に筋肉がついているので
この筋肉も硬くなると縮まって猫背になります。
立ち上がれるけど歩けなくなった人に対して
「筋肉が弱すぎて歩けないからトレーニングをしましょう」
という人がいますが、
そもそも歩くときにはほとんど筋肉を使っていないので
筋力低下であれば先に立ち上がることが出来なくなります。
時々昨日から急に歩けなくなったという人もいますが、
筋力低下は突然歩けなくなるものではなく
徐々に歩けなくなってくるものなので
これもまた筋力低下とは言えないでしょう。
筋肉が弱くなっているという事ではなく
筋肉が使えなくなっているという事に
意識を向ける必要があると思います。
スポーツなどで筋肉を鍛えるために
トレーニングをすることは否定しませんが
その際にも鍛えた筋肉が上手く使えているか
という事にも意識を向ける必要があると思います。
筋肉至上主義から卒業しましょう。
うみがめ鍼灸整骨院
福岡県福津市津屋崎１－１－２３
