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腰痛診療ガイドライン2019
https://minds.jcqhc.or.jp/docs/gl_pdf/G0001110/4/Low_back_pain.pdf
によると
腰痛の原因はよくわかっていないものが多いけれど、
その理由の一つに「腰痛」というのは「症状」であって
「腰痛」という病気ではない。
という事が関係しているらしい。
別の例を挙げるのであれば
「発熱」という「症状」はあるが、
「発熱」という病気ではないという事。
発熱したという事だけわかっても
それが「インフルエンザ」なのか「風邪」なのか「怪我による発熱」なのか
という事は「発熱」だけでは断定できない。
※骨折などの怪我をすると発熱することがある
要するに
腰痛ということがわかっても
なぜ腰痛が起こっているのかを断定するのは難しく、
原因がわからない事も多い。
腰痛の原因がわかるものから分類すると
〇脊椎由来（背骨の異常）
〇神経由来（神経の異常）
〇内臓由来（内科的病気による痛み）
〇血管由来（大動脈瘤など）
〇心因性（うつ病、ヒステリー）
〇その他
と分類しているようだ。
現在の腰痛に対する研究などから考えると
圧倒的に「その他」が多いのだろう。
更に具体的に分類すると
〇重篤な基礎疾患（悪性腫瘍など）
〇下肢神経症状を併発する疾患
〇各種脊柱構成体の退行変性（老化）
となるようだ。
こうなってくると
圧倒的に「老化」で腰痛と言われることが多くなるのもわかるが、
比較的若く、退行変性がない場合、
「骨に異常がないので薬で様子を見ましょう」
となるのだろう。
医師の診断にとやかく言うつもりはないが、
「腰痛に悩み病院に行っても
薬をわたされるだけでよくならない」
というのも、
腰痛の原因がはっきりしないのであれば
当たり前の対応と言わざるを得ない。
医師が「万能で何でも知っている」というのは誤解だと
理解しておく必要があるだろう。
また、
腰痛に関わらず、痛みには腰以外にも脳であったり、手足であったり、
あらゆる部分が関係しているという事も忘れてはならない。
分類ができるという事は
画像上などの異常が診断ができたという事であり、
診断ができないものは分類できない。
自分たちが思っているほど腰痛は簡単ではない事の自覚と
自分で腰痛を生み出したという（交通事故で重篤な後遺症、交通事故の急性期の人は例外）自覚が
治るためには重要だと考えられる。
自分の体と向き合ってみよう。
うみがめ整骨院
福岡県福津市津屋崎1-12-7-201
