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うみがめ整骨院です。
足首の痛みや不安定性から
足首のサポーターを利用する人は少なくない。
足首のサポーターについて
・ちゃんと足首を保護できているのか
・他の部分に影響はないのか
などの疑問は尽きないように思う。
倉林 洸太, 相馬 俊雄（2021）
「足関節サポーターの装着が片脚着地動作時の下肢関節に及ぼす影響」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/36/3/36_397/_pdf/-char/ja
この研究によれば、
片脚着地動作時に足首にかかる負担は軽減していたが、
膝にかかる負担が増大していることがわかった。
サポーターの形状などによっても差が出ることは予想されるが、
スポーツ時に利用されるような比較的がっちりしたサポーターであれば
同様の結果になると考えられる。
サポーターの構造上、
サポーター自体に衝撃を吸収する作用はない。
そして、片脚着地動作時に起こる衝撃に差がない
という事を考えると、
足首はサポーターによって保護され
足首にかかる負担が減少した（衝撃が小さくなった）という事は、
減少した分の足首にかかるはずだった負担（衝撃）を
他の部分で吸収する必要が出てくる。
今回の研究によると
膝への負担が増加し、股関節への負担は差が無かったとされているが、
下肢以外の部分への負担や、
研究とは違う他の動作時などにどうなっているかは不明である。
足首を保護するためのサポーターを否定はしないが、
その分他の部位に負担をかけている事を
知っておく必要があるだろう。
サポーターをしている分、
他の部分に負担がかかっている事を理解し
サポーターをしている部分だけでなく、
その他の部分のケアも行うように心がけておこう。
うみがめ整骨院
福岡県福津市津屋崎1-12-7-201
