福津市、古賀市、宗像市の口コミNo.1の
うみがめ鍼灸整骨院です。
久しぶりの投稿となりますが、今回はむくみについてです。
最近、患者様から「むくみはどうしてできるの？」
「どうしたらむくまなくなるの？」などのご質問が多かったので、
このテーマにしました。
また、タイミングもよく、梅雨になるとむくみが増えるので
今回の投稿をもとに対策、改善して頂けるとありがたいと思います。
むくみは主に血行不良によって起こります。
多くの方は下腿部（膝から下の部分）にむくみを感じて
お困りの方が多いのではないでしょうか。
心臓から出発した血液が血管から細胞へ届き栄養や老廃物を細胞と交換し、
細胞から血管に戻り心臓まで血液が帰るという働きがうまく働かず、
細胞や細胞の隙間に水が溜まっている状態がむくみです。
足は立っているときも座っているときも心臓より下にあります。
液体である血液が足に届いた後、重力の関係で、
上にある心臓に戻るのはかなりの労力が必要です。
足に血が流れるのは
1.動脈の血圧が高い
（血液を押し流す力が強く、勢いよく流れる）
2.重力がかかっている
（血液が下に行きやすい）
などの理由から簡単に流れます。（冷え性などの場合例外あり）
逆に足から心臓に血液が戻るには
1.静脈の血圧が低い
（血液を押し流す力が弱く、流れる勢いが弱い）
2.重力がかかっている
（血液が下に行きやすい）
などの理由から心臓に血液が戻りにくくなっています。
そのため静脈には血液が逆流しないように弁がついています。
弁がついているため逆流はしませんが、循環が悪いと弁と弁の間に血液が溜まり、
静脈瘤となることがあるので、注意が必要です。
循環が悪くなりやすいため、足のむくみが多いのですが、
実は血圧とは別に血液を上に押し上げる働きをしているものがあります。
それは、、、
筋肉です。
筋肉の収縮（筋肉を動かすこと）によって血管にポンプとして作用し、
血液を上に流す手伝いをしています。
ふくらはぎの筋肉が代表として挙げられることが多く、
第二の心臓とも呼ばれています。（足裏も第二の心臓と呼ばれる場合があります。）
第二の心臓であるふくらはぎを動かすことで、
血液を心臓に押し上げる作用が働き、足の循環が良くなりむくみにくくなります。
座りっぱなしや、立ちっぱなしはふくらはぎが動かず、
血液を心臓に押し上げられないためむくみやすくなります。
他にも自律神経の乱れ、冷え症、股関節の歪み、
などによっても起こりやすくなりますが、
まずふくらはぎを動かすことから始めてはいかがでしょうか？
ふくらはぎを動かすにはウォーキングはもちろん有効ですが、
1日30分を週三回以上行うと生活習慣病の予防にもなり良いと思います。
ウォーキングをする時間が作れない方は、
壁や棚に手を添えて背伸び20回を1日に何度か仕事や家事の合間にすると良いです。
もし、背伸びをすると足が痛いなどの症状がある方は、
足首を曲げたり伸ばしたりするのも良いでしょう。
足の循環量を確保するためには、大また早歩きで1日20,000歩
必要ともいわれておりますが、
実際毎日20㎞近く歩くことは時間的にも難しいので、
日々の生活の中にむくみにくい習慣を少しずつ取り入れていきましょう。
次回は、冷えや自律神経の乱れ、股関節の歪みとむくみの関係と
改善方法についてお伝えしようと思います。
むくみは放っておくと脂肪に置き換わって下半身太りの原因にもなります。
気になる方はぜひ次回もよろしくお願いします。
うみがめ鍼灸整骨院
福岡県福津市津屋崎１－１－２３
