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うみがめ鍼灸整骨院です。
今日は四十肩・五十肩についてです。
四十肩・五十肩に悩まされる人も多いと思いますが、
手が上がらなくなり病院で四十肩・五十肩と言われる方が
多いように思います。
肩関節周囲炎と言われることが多いですが、
正式には肩関節周囲炎の一種である
frozen shoulder(凍結肩)と言われる状態の人が多いです。
（どうでもいいですが…）
教科書的な知識ですが
四十肩・五十肩には3つの時期があります。
簡単に言うと
・炎症期
疼痛期とも言う。痛い時期
・凍結期
拘縮期とも言う。固まって動かない時期
・解氷期
治癒期とも言う。緩んで動くなるようになる時期
という風に分かれます。
凍結期には何をしても動かない
という風に言われているので、
施術を受けても効果がないように
感じる方が多いと思います。
ですが、解氷期になると突然動くようになります。
解氷期になるのは
炎症期の発生から6か月～1年と言われているので、
「治療を受けなくてもほっといたら治った」
という人がいるのはこのためです。
解氷期になれば動くようになりますが、
施術や治療を受けていないと
それまでの期間動かしていないので
筋力低下や可動域制限が残る場合があります。
そのため、施術や治療を受けるか
動くようになってから積極的に自分で体操など
体を動かす必要があるように思います。
また、動かなくなる前の炎症期の段階で
施術や治療を行う事で凍結期にならない
という事も示唆されているので
痛みが出たらなるべく早く施術や治療を受けることが
望ましいと思います。
原因が不明なものもありますが、
現段階では痛い間に動かさなかったことにより
関節が固まって動かなくなると考えられています。
そのため、痛みが出た段階で治療を始めると
凍結期に入る前に治ると考えられています。
個人的な見解ですが、
四十肩・五十肩と診断されている方の中には
四十肩・五十肩ではない人が紛れているように思います。
診断が間違っているという事ではなく、
肩が上がらないなどの症状は四十肩・五十肩なのですが
1回から数回の施術で動くようになる場合があります。
凍結期の期間中は何をしても上がらないと言われているので
「四十肩・五十肩ではなかったのかもしれない。」
というように解釈しています。
また、姿勢が悪いせいで肩が上がらない事もあります。
猫背になると肩に異常のない人でも
肩の可動域が狭くなります。
それにプラスして肩周りの硬さや
その他の力みがあると肩が上がらなくなるように思います。
肩が上がらないからと言って
肩だけでなく姿勢に気を付ける必要もあります。
姿勢を自分で意識して
体を痛めにくいようにしましょう。
追記（2021.8.28）
四十肩・五十肩に関しては
・姿勢が良くなれば治る
・肩周りの筋肉さえ緩めば治る
・肩周りの癒着が取れれば治る
などと言われることが多いですが、
実際はその人の体の状態によって変わります。
もう少し踏み込んで言えば、
体全体の調和がとれるようになると症状が改善していきます。
肩の症状だから肩だけ診る
姿勢がすべての原因
というような極端な発想は治癒の妨げになることがあるでしょう。
足首の関節を整えることで
痛みは変わらないが可動域が変化したという論文も存在するため、
全身との関連も否定できないでしょう。
詳しくはこちら↓
肩の状態が悪いからと言って肩が原因とは限りません。
肩以外の部分の施術を受けておらず、
症状の改善が見られない方は自分でストレッチや体操をするか、
施術所を変えてみてはいかがでしょうか？
うみがめ鍼灸整骨院
福岡県福津市津屋崎１－１－２３
