福津市、古賀市、宗像市の口コミNo.1の
うみがめ鍼灸整骨院です。
変形性関節症は
「変形した関節で起こる症状」のことを言っているだけなので、
広い視点で捉えれば
「リウマチ」「へバーデン結節」などの疾患も
変形性関節症に含まれます。
なので、
自分が疾患での変形なのか
負担のかけ過ぎでの変形なのか
を理解しておく必要があるでしょう。
今回は負担のかけ過ぎによる変形について
書いていきますが、
変形について悪いイメージを
持ちすぎている人が多いように思います。
変形はそもそも「生体適応反応」であり、
その方が体にとって負担が少ないから変形させています。
・いつも同じ作業で関節を酷使している
・普段の動き方によって癖ができている
・関節が不安定な状態で使われている
などによって関節に負担がかかります。
関節に負担がかかり続けると
炎症が起こりやすくなります。
そうすると負担がかかっている部分を削り、
普段の動きに合った形に変形させます。
そうすることで関節にかかる負担を軽減し、
炎症が起こりにくいようにしています。
ある意味で自分で使いやすい様に
体をカスタマイズしているとも言えるでしょう。
関節がもし変形しないのであれば
炎症が常に続くことになるでしょう。
関節が変形すると
理論的には痛みが無くなるはずですよね。
それでも痛いという人は
関節にさらなる負担をかけています。
変な癖に合わせて変形させたのに
癖がひどくなってさらに変形させて
というのを売り返している限り
変形した関節が痛くなくなることはないでしょう。
「変形すればするほど痛い」
と思っている人も多いでしょうが、
実際には
両膝の変形がある場合
「変形がひどい方が痛くない」
という人もかなりの割合でいます。
「変形しているから痛い」という発想を
・負担をかけ過ぎているから痛い
・使い方が悪いから痛い
という発想に変えましょう。
実は関節にかかる負担が大きいという状態のほとんどは
関節が上手く動いていないことにあります。
関節が動くときに本来であれば
まっすぐ動くのに捻じれて動いているなど
本来の動きに無い方向に負担がかかると
関節は変形しやすくなります。
手の指であれば「曲げ伸ばし」しかできませんよね？
それなのに包丁をフライパンを使う時の持ち方によっては
関節を捻じる力がかかってしまいます。
膝や股関節でも同様の事が言えます。
臼蓋形成不全などの場合、
股関節の骨盤側が小さく、
太ももの骨を支えるのに不安定です。
その結果、変形させて関節を安定させようとしますが、
本来あるべき形ではなくなるので動きが制限され、
筋疲労が起こりやすく、
痛みが生じやすくなります。
関節の変形は痛みを避けるために
関節の可動域（動く範囲）を制限します。
痛くない代わりに動かしにくくなるので
無理に動かそうとすると
余計に痛みが出やすくなります。
自分に無理のない範囲での運動や
体をきれいに使う意識が重要になってくるでしょう。
「変形したから痛くてもしょうがない」
ではなく、
「いかにきれいに動いて関節の負担を減らすか」
という事を考える必要があります。
動きの指導のほか
他の関節もきれいに使えるようにすると
一つ一つの関節への負担が軽減されていきます。
自分の体と向き合い変にかばうのではなく、
体本来の動きを取り戻しましょう。
うみがめ鍼灸整骨院
福岡県福津市津屋崎１－１－２３
