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うみがめ鍼灸整骨院です。
慢性痛に悩んでいる人は多いが
「今よりも楽に」「今よりも良く」という事を実現するには
「なぜ痛いのか?」という理解が必要だろう。
自分の体の状態がどうなっているのかを
理解するからこそ対策が取れるようになる。
自分の体の状態がわかれば
無意味な治療と必要な治療の判別ができるだろう。
脇元幸一、嵩下敏文(2015)
「機能評価と治療法を運動力学から考える~慢性疼痛症候群の障害像を科学する~」
(日本運動器理学療法学会)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rigaku/42/8/42_42-8_097/_pdf/-char/ja
(参照2021.6.7)
斎藤仁、脇元幸一、石垣剛、岩北耕三、岡本武昌、藤本修二、渡辺純、岡田享、高村隆、道永幸治、白土英明、林輝彦、大内純太郎、川島明(1998)
「徒手療法による心拍数変動測定」
(第33回日本理学療法学会誌)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/1998.25.2/0/1998.25.2_274/_pdf/-char/ja
(参照2021.6.7)
この論文はその疑問について
一定の答えを提示しているだろう。
・筋肉量があっても体に安定感が無ければ力は出ない
・動きによる反動に自分の体が耐えられる分の力しか出ない
(自分の体が耐えられないような衝撃を作らないようにしている)
・徒手療法は副交感神経機能を向上させる
・痛みによって交感神経活動異常を起こし
→血管収縮→局所の乏血(循環不良)→代謝物質の蓄積→発痛物質の蓄積→痛み→交感神経活動異常
という悪循環を起こす。
などは興味深い内容ではなかろうか。
要点をまとめると
・体の柔軟性を向上させ、衝撃を吸収できる状態を作る
・バランス感覚、体の安定性を向上させる
・副交感神経機能を高める
・交感神経活動異常を正常に戻す
という事が慢性痛に対して必要なアクションになりそうだ。
反対に効果がないものとして
「物理療法+安静」「高齢者に不十分なエクササイズ」
が挙げられている。
物理療法(温める、冷やす、電気、超音波など)は
徒手療法、トレーニングなど積極的治療プログラムの補助的治療とする以外は、
受動的な物理療法(電気+安静など物理療法がメインの治療)を用いてはいけない。
「電気だけかかって終わり」という病院や整骨院もあるようだが、
それだけでは効果がないとされている。
また、高齢者が怪我をしない様にと気を遣いすぎて
十分なエクササイズになっていない場合、
無意味な治療になってしまう。
個人の身体能力に合わせて
適切なエクササイズをする必要がある。
という事らしい。
自分が無意味な治療、施術を受けていないか、
考えるとともに自分の状態を把握し、
自分で「自分の症状を改善するために何ができるか」
という事を考えてみよう。
うみがめ鍼灸整骨院
福岡県福津市津屋崎1-1-23