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うみがめ整骨院です。
高齢になると転倒のリスクが上がります。
基本的にバランス感覚の低下による
・ふらつき
・足が上がらない
ということで転倒が起こりやすくなります。
田口 孝行, 新岡 大和(2021)
「加齢に伴う感覚機能の変化」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/rigaku/48/3/48_48-3kikaku_taguchi_takayuki/_pdf/-char/ja
これによれば
加齢によって様々な感覚の変化後こる。
皮膚の感覚が鈍感になり、
触覚、振動、熱刺激は感じにくくなる。
特に下半身での感覚が弱くなりやすい様だ。
高齢になると振動に関しては若者に比べ
上半身で40%、下半身で59%低下する。
振動に鈍くなるという事は
「自分がふらついたときや揺れに対して反応しにくくなる」
という事であり、
転倒のリスクになるだろう。
個人的には位置覚の低下が問題になりやすいように思う。
位置覚は
「視覚に頼らず、自分の体がどんな位置にあるのか」
という事を感じる感覚。
目を閉じていても自分の手がどこにあるか
足がどんな位置にあるか
というような事がわかるのは位置覚によるものだ。
位置覚が鈍くなると
自分の思っている動きと実際の動きに大きなずれが生じる。
足を上げたつもりで上がっていない
テーブルを避けたつもりで避けれてない
などが起こりやすくなる。
高齢でなくても頻度が多い様であれば
位置覚を鍛える必要があるだろう。
また、スポーツをしている場合も
自分のイメージしている動きと実際の動きが違うのは問題であり、
自分の思い通りに体を動かす練習の一環として
位置覚のトレーニングを取り入れるのもいいだろう。
トレーニング方法は目を閉じた状態で体を動かし、
そのずれを確認しながら修正していく方法が一般的。
多発性硬化症.jp
「手足の位置感覚機能が低下している方へ」
https://www.tahatuseikoukasyo.jp/comfort/p001_category04
こちらに簡単なトレーニング方法が紹介されている。
他にも
・目を閉じて腕を地面と水平に上げた時にずれが無いか
・目を閉じて手を合わせた時にずれが無いか
なども有効。
自分のイメージと実際の動きのずれは
怪我に繋がるので早いうちからトレーニングしておこう。
うみがめ整骨院
福岡県福津市津屋崎1-12-7-201