福津市、古賀市、宗像市の口コミNo.1の
うみがめ鍼灸整骨院です。
痛みには腰痛、膝痛、頚部痛など様々な痛みがあり、
その原因も外傷性（怪我）や循環不良であったり、
「気がついたら痛くなっていた」なんてこともある。
痛みに限らず病気の原因にもなるものに「心因性」がある。
心因性は簡単に言えばストレスや精神的なものが原因になるものを言う。
腰痛や頭痛、顎関節症なんかも
原因の一つに心因性が挙げられている。
ストレス対策は痛みの改善のためにも重要なものであり、
効果的なアプローチが必要だと考えられる。
慢性痛の治療にヨガや瞑想がある程度の効果があるとされるのも
ストレスに対しての作用や痛みを客観視することによる効果だと考えられる。
「ストレスに対してどう対処するのか」
ということは多くの人の悩みであり、
よくわからない部分だと思うが、
運動が解決策の一つとして有効だ。
人間の体は1万年以上前から変わっていないと言われている。
そのころのストレスは肉食獣との遭遇など生命が脅かされる状況で起こり、
脳が体を「戦うか逃げるか」させるために体を戦闘モードにする。
これと同じことがストレスを感じた時に現代人の体内でも起こっている。
仕事のストレスであっても脳の中では
「肉食獣と対峙している時と同じ状態で戦闘モード」
と考えると
ストレスが体にとってかなりの負担になる事がわかると思う。
このストレスを感じている時に脳内では
コルチゾールというホルモン（ストレスホルモンとも呼ばれる）が分泌され、
体を戦闘モードにしている。
このコルチゾールの分泌が長期に渡って続くと
前頭葉（理性を司る）、海馬（記憶を司る）の萎縮が起こり、
認知症の原因にもなる。
今わかっている中でストレスに対して効果的なアプローチは「運動」だ。
運動をすることは一時的にコルチゾールの分泌を増加させるが、
運動を終えると運動前よりもコルチゾールの分泌を減らす事ができる。
「運動をすると気分がすっきりする」という人がいるが
脳の働きから考えても正しいと言える。
また、運動をすることで脳への血流量が増え
脳の老廃物を除去する能力が高くなることがわかっている。
アルツハイマー型認知症は脳に老廃物が溜まっている状態なので
運動をすることがアルツハイマーの予防にも関与するだろう。
運動を習慣にすると脳の細胞が新しく作られることがわかっており、
その細胞が増えるとより一層、運動をした時に気持ちが穏やかになるため
運動がストレスの対策として有効であると言える。
運動を続けるとストレスを受けた時にコルチゾールの分泌量が少なくなり、
ストレスに強くなり、脳の負担が減る。
また、運動をすると筋肉がつくが、
筋肉内にはストレス物質を分解する機能があり、
運動をして筋肉が増えるとストレスにも強くなる。
以上のことから
運動がストレスに対して有効なことわかったと思う。
また、以前から書いているように
運動による循環や可動域、柔軟性の改善は慢性痛の改善に効果的であり、
腰痛ガイドラインを始めとした多くの文献で運動が推奨されている。
運動は20～30分程度でも効果があり、
文献によってまちまちではあるが、
週150分以上の運動が効果的とするものもある。
運動を行う事は様々な観点から痛みに対して有効なだけでなく、
健康に長生きするために必要なものだと言える。
今のうちから運動習慣を作って
痛みやストレスに強い体を作ろう。
うみがめ整骨院
福岡県福津市津屋崎1-12-7-201
