福津市、古賀市、宗像市の口コミNo.1の
うみがめ鍼灸整骨院です。
腰が痛くて病院に行き、レントゲンを撮って
「背骨の間隔が狭くなっているのが腰痛の原因」
と言われることがあります。
個人的にこれは
・説明不足
・解釈ミス
のどちらかだと考えています。
背骨の間隔が狭くなるということは
「背骨の間にある椎間板が薄くなっている」ということです。
椎間板の中心部分はゼリーのような「髄核」というものがあります。
人は年齢とともに体内の水分量が減るため、
髄核に含まれる水分も減少すると考えられます。
ゼリーから水分が抜けていくと縮んでいくように
髄核も水分が少なくなると縮んでいきます。
それによって背骨の間隔が狭くなります。
このことを考えると高齢になると
背骨の間隔がある程度狭くなるのは当然でしょう。
背骨の間隔が狭くなったことが原因で腰痛になるのであれば、
高齢の方は全員腰痛でないとおかしいですが、
統計上では高齢者の腰痛割合は約4割なので
「背骨の間隔が狭いから腰痛になる」
とは言えないと考えられます。
また、若い人であっても
椎間板の厚さは朝と夕方では夕方の方が狭くなり、
朝と夜で身長は1㎝程度差が生まれます。
背骨の間隔が狭いことが腰痛の原因であれば、
朝よりも夕方の方が背骨の間隔が狭くなるので
「夕方より朝の方が腰が痛い」ということは無いでしょう。
また、背骨についている筋肉は背骨をまたいでついているため、
その筋肉が硬くなると背骨に圧力がかかり、背骨の間隔が狭くなります。
筋肉が硬くなり、循環が悪くなると循環改善のために
血管を広げるホルモンが出ますが、
痛みを感じている神経がそのホルモンに反応してしまうため、
循環不良が起こると痛みが生じます。
背骨の間隔が狭くなっているから腰痛になっているのではなく、
「背骨の間隔が狭くなるくらい筋肉が硬くなっているため痛みが生じる」
と考えた方が自然ではないでしょうか?
運動などで筋肉が緩む、循環が改善すると痛みが軽減することからも
背骨の間隔が狭いことではなく、
筋肉の固さが痛みの原因になっていると考えられます。
以上のことから、
「背骨の間隔が狭いことによって腰痛が起こっているのではなく、
筋肉の固さなど他に腰痛が起こる原因がある時に
背骨の間隔が狭くなっている事もある」
と言えるのではないでしょうか?
循環の改善や筋肉を緩めるのに運動は有効ですが、
自分の体力や体調に合わせて行う必要があります。
自分の体の状態に注意しながら体を緩めましょう。
うみがめ整骨院
福岡県福津市津屋崎1-12-7-201