福津市、古賀市、宗像市の口コミNo.1の
うみがめ鍼灸整骨院です。
「肩を動かすと痩せる」というものが流行っているようです。
肩を動かしたことによって
・肩周りの循環が良くなる
・様々な筋肉を使うため代謝が上がる
などの影響で効果があるものもあると思います。
試してみても良いかもしれません。
「肩を動かせば痩せる」ということに関しては
事実確認が出来ないので
効果があるとも、効果がないとも言えません。
ですが、
肩を動かすこと自体は良いことなので
何もしないよりはプラスになると思います。
個人的に疑問なのは
「肩を動かす事で肩甲骨の間あたりにある褐色脂肪細胞が刺激され、代謝が上がり痩せる」
という説明です。
運動自体には効果があるかもしれませんが、
この「褐色脂肪細胞が刺激されて痩せる」
というのは間違っています。
褐色脂肪細胞は以前は
「子供にはあるが、大人になると無くなる」
と考えられていました。
肩甲骨の間にある褐色脂肪細胞が年齢とともに少なくなり、
無くなっていく事からそう言われていました。
最近では大人でも褐色脂肪細胞がある事がわかっていますが、
全身に分布しているので肩甲骨の間に多くあるとは限りません。
褐色脂肪細胞が多くある部分は個人差があり、
研究機関で検査しなければわからないのが実状です。
左腕に多い人もいれば、右太ももに多い人もいる
というように個人差がかなり激しいのでその部分を特定して動かす事は不可能です。
褐色脂肪細胞の多い部分を動かしたいのであれば、
全身を動かす必要があります。
以上のことから
「肩を動かすと褐色脂肪細胞が刺激される」
というのは間違っています。
また、褐色脂肪細胞は運動では刺激されず、
寒冷刺激を行う必要があります。
「水風呂で体を冷やす」など、
体を冷やすことが刺激になります。
褐色脂肪細胞は元々体温維持のためにあると考えられており、
体を冷やす事によって体温を上げようと褐色脂肪細胞が活性化する
と考えられます。
反対に運動の場合、
筋肉が熱を持ち、褐色脂肪細胞が働く必要がないため、
運動では刺激されないと考えることができます。
以上のことから
褐色脂肪細胞を刺激して痩せると言っているものの多くは間違いです。
運動をすることは良いことですが、
情報は精査するように心がけましょう。
うみがめ整骨院
福岡県福津市津屋崎1-12-7-201