福津市、古賀市、宗像市の口コミNo.1の
うみがめ鍼灸整骨院です。
前回、慢性痛は保険が使えないことについて書きましたが、
今回は亜急性外傷についてです。
急性外傷とは損傷の原因がはっきりしているものをいい、
昨日捻挫したから足が痛いなど直接的な原因があるものをいいます。
亜急性の外傷とは一度の外力(体にかかる力、衝撃など)では
損傷しない軽微な外力の蓄積によって起こる急性の損傷で
直接的な原因がはっきりしないことが多いにもかかわらず、損傷することを言います。
日常生活においては亜急性の外傷が多く発生します。
亜急性の外傷の分類は3つあり
・使いすぎ
・使い方の間違い
・不使用後の急激な負荷
があります。
亜急性の外傷を簡単に言うと
普段、包丁を使ったぐらいでは手が痛くなったりしないと思います。
でもお正月などいつもより調理時間が長くなる日が続いて、
気が付いたら包丁を使うと手が痛いなどの症状が突然出てくることがあります。
これは原因ははっきりしていますが、これは使いすぎによる亜急性の外傷です。
また、亜急性の外傷の原因として荷重不均衡状態による損傷があります。
荷重不均衡状態による損傷とは
簡単に言うとバランスが悪く、いつも負担がかかりやすい場所が出来てしまい、
その負担がかかりすぎている状態が続いた結果、
負担がかかっていた組織(筋肉など)を痛めてしまうことを言います。
例えば、
右膝をぶつけた際で右に体重がかかると痛い
→痛くない様に左に体重をかけよう(荷重不均衡状態)
→気が付いたら左の腰が痛くなってきた(亜急性の外傷)
というような感じです。
この場合、左の腰が痛くなった原因は荷重不均衡にあるので、
体のバランスを整えなくてはまた左の腰を痛めやすいです。
ですが、保険の性質上、保険では左の腰と右の膝のみの施術となり、
バランスを整えることができません。
痛みは落ち着いてくることもありますが、荷重不均衡が続いているため、
また痛めやすい状態になっています。
保険は最低限の医療を保障するものなので、
バランスを整えるなどの最低限以上の施術は自費となっています。
もちろん中には保険だけで十分痛みが取れる方もいますが、
亜急性外傷の性質上、保険だけでは症状が改善しない場合もあります。
保険は万能ではないことを頭の隅に置いて頂けると幸いです。
当院では必要な施術内容のみの提案を行っていますが、
必要な施術が経過によって増減する場合がございますので
気になる場合は来院時にお尋ねください。
うみがめ鍼灸整骨院
福岡県福津市津屋崎1-1-23