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うみがめ鍼灸整骨院です。
睡眠は健康を考えるうえで非常に重要であり、
睡眠不足が腰痛などの痛みの要因になる事や長期化につながるので
痛みの観点でも非常に重要と言えると思う。
また、睡眠不足は認知症にも関わりがあり、
睡眠不足になると感情のコントロールがしにくくなることから
ストレスに対しても弱くなり「うつ」にもなりやすいとも言われる。
他にも免疫機能や太りやすさなどにも関わり、
睡眠が影響を与える範囲は肉体、精神、脳など多岐にわたる。
年齢を問わず睡眠は重要であるが、高齢になるとその重要性が増し、
睡眠不足が与える影響が非常に大きなものになると考えられる。
※成長期の子供は睡眠中に脳の発達をさせているので、
子供の睡眠不足は子供の将来に多大に影響を与え、
20~60歳代の仕事をしているような年代でも
睡眠は集中力、注意力、記憶力、感情にも関わりがあることから
仕事の生産性や人間関係、健康を考えれば、
この世代にも重要と言えるので睡眠が不足して良い世代は無いと思う。
睡眠の質を高める方法については様々あるが、
面白い論文があったので紹介しようと思う。
「紅茶の香りが高齢女性の睡眠と心理・認知機能に及ぼす効果」
大野 敦子, 佐久川 千津子, 矢田 幸博
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpa/27/1/27_10/_pdf/-char/ja
高齢の女性を対象にした研究なので、それ以外の人に効果があるかは不明だが、
紅茶の香りは睡眠の質を高めることがわかった。
高齢になると早寝早起きになるが、これは体内のリズムの変化によるものと言われている。
一日の中で
・午前中に血圧が上昇し、夕方になると下がっていく
・身体機能が起床時から徐々に高まり、14時ごろから16時ごろの間にピークを迎え、その後低下していく
他にも体温、自律神経、内臓機能、ホルモンなど体には一日のリズムが存在する。
この中の「体温の上昇と低下のリズム」が高齢になると早まることが、
高齢になると早寝早起きになる理由と言われる。
また、自律神経やホルモンの変化によって夜中に目が覚めることが起こりやすくなると言われるが、
高齢でも十分な睡眠がとれる人もいることから、一概に年齢のせいとは言えない。
日中の活動量が多い人は夜中に目が覚めにくく、
そうでない人は夜中に目が覚めやすいなど生活習慣によって左右される面も大きい。
ストレスやうつは睡眠障害の要因になるが、
睡眠障害が起こるとストレスやうつが強くなることもわかっており、
悪循環が起こりやすい。
また、睡眠不足によって日中の活動量が減少しやすいことも
夜中に目が覚め、十分な睡眠がとれない原因になる。
睡眠不足が睡眠不足の起こりやすい状況を作るため、
どこかでこの悪循環を断ち切る必要があると考えられる。
この研究では紅茶を使ったところ
布団に入ってから入眠にかかる時間が短くなり、
睡眠の効率が高くなることがわかった。
また、紅茶の香りを使ったグループは夜中に目が覚める回数が減ったようだ。
ストレスが高く睡眠が悪いと感じる女性に紅茶の香りを使用すると
布団に入ってから寝るまでの時間が短くなり、
主観的な睡眠の質やストレスの低下が見られた。
この研究では紅茶の香りをアロマで炊き、
就寝の1時間前から就寝後の2時間の計3時間使用している
3時間は無理でも寝る前に紅茶の香りのアロマを使う事は
睡眠の改善に効果がある可能性が高いと考えられる。
また、紅茶の香りは睡眠に良いが、
就寝前に紅茶を飲むとカフェインの作用によって寝にくい、夜中に目が覚めやすい
などが起こる可能性が高い。
紅茶を飲むのではなく、
あくまでも香りが良いという事に気を付けよう。
うみがめ整骨院
福岡県福津市津屋崎1-12-7-201