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うみがめ鍼灸整骨院です。
今回も前回に引き続きむくみについてお伝えします。
前回はなぜ足にむくみが出やすいのかについて述べましたが、
今回はむくみの原因は一つではないことについてお伝えしようと思います。
原因
・自律神経の乱れ
・骨盤・股関節の歪み
・冷え性
・塩分過多
・運動不足
・アルコール
・内臓疾患(病気)
今回は主に赤字の自律神経の乱れ、骨盤・股関節の歪み、冷え性について
お伝えしていきます。
1.自律神経の乱れ
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、自律神経は
活動的な時に主になる交感神経と、
リラックスしている時に主になる副交感神経の2つがあります。
交感神経が優位になると血管が収縮(細くなる)し、血圧が高くなるため
一時的に血流が良くなります。
ですが、交感神経が優位な状態が続いていると血管が収縮した状態が続き、
次第に血流が悪くなります。
(血管が収縮していると一度に流れる血液の量が制限されるため)
副交感神経が優位になると血管が拡張し、血流は緩やかになりますが、
一度に流れる血液量が多くなるため循環はよくなります。
しかし、血管が拡張したままの状態が続くと重力などによって
血液が戻りにくくなりむくみやすくなる場合がありますが、
ずっと副交感神経が優位の状態で生活することは難しいので
実際にはほとんど起こりえないと思います。
自分の意思でコントロールすることが出来ず、
神経が状況に応じて自律的に行動することから自律神経と呼ばれていますが、
ストレス社会と言われる現代の社会ではうまく働かず、働きが乱れることが多くなっています。
ストレスは外部からの刺激という意味で3種類あります。
精神的ストレス
(上司が横柄だ。など精神的なストレス)
身体的ストレス
(怪我をした、体調が悪いなど体が受けるストレス)
環境によるストレス
(気候、気圧の変化など環境の変化によるストレス)
があります。
ストレスがかかると体の防衛反応で交感神経が刺激され、交感神経が優位になります。
ストレスだけでなく仕事などをしている時も交感神経が優位になり、
家でも仕事をしていたり、仕事の連絡をしていると、
交感神経が休まるタイミングがなく、一日中交感神経が優位になることもあります。
また、交感神経と副交感神経の働きを測定すると、
面白いことに自律神経のバランスが年齢によっても変化します。
20歳までは同じくらい交感神経と副交感神経が働いていますが、
歳をとるにつれて交感神経の働きは衰えず、
副交感神経の働きがどんどん衰えていくことがわかっています。
そのため、副交感神経を高めるように日ごろから注意しなくては
年齢とともに自律神経のバランスが大きく崩れてしまいます。
自律神経は自分の意思ではコントロールできないと述べましたが、
実は呼吸だけは意識的に自律神経をコントロールできます。
呼吸は普段意識していないときは自律神経がコントロールしていますが、
自分で意識して大きく吸うことも、息を止めることもできます。
呼吸は自律神経のコントロールに最もお手軽な方法で、
ゆっくり大きく呼吸をすると副交感神経が優位になり、
早く浅く呼吸をすると交感神経が優位になります。
職場や外出中などでも何も用意せずにその場でできるので
日ごろから気を付けて頂けるといいと思います。
また、今回のテーマであるむくみに関しては、
ぬるめのお風呂に15分ほどつかりながら、
お風呂で時々足首を伸ばしたり曲げたりすると効果的です。
39℃くらいのぬるめのお風呂では副交感神経が活発になりますが、
42℃くらいの熱めのお風呂では交感神経が活発になってしまうので注意してください。
以上自律神経とむくみについてお伝えしましたが、
自律神経の説明に長くなってしまったので、後の2つはまた次回にしようと思います。
自律神経を整えることはむくみだけでなく、
健康に役立つので、ぜひやってみてください。
うみがめ鍼灸整骨院
福岡県福津市津屋崎1-1-23