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うみがめ鍼灸整骨院です。
四十肩は40~50代に多く、
・肩の痛み
・腕が挙がらない
・腕が後ろに回せない
などが主な症状です。
四十肩の原因と言えば、
「加齢に伴い肩の関節が変性し、炎症を起こしている」
と言われることが多いです。
実際には四十肩と診断されても肩に炎症が無く、
姿勢が改善されるだけで痛みもなく腕が動くようになったという
四十肩もどきみたいなものもあります。
「本当にそうなのか(温故創新)」
近藤 明悳
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcns/19/8/19_KJ00006544389/_pdf/-char/ja
主にめまいについての論文ですが、
四十肩の新しい考え方として興味深いものが載っていたので紹介します。
著者によると従来の四十肩の原因では
・なぜ、比較的亜急性的(徐々に悪くなる)に発症するのか?
・なぜ6か月くらい経過すると自然に回復するのか?
・加齢による変化なのであれば、回復することは無く徐々に進行するのではないか?
・なぜ再発しないのか?(再発することもある)
・なぜ片側のみなのか?
などなど多くの疑問が残り、
従来の四十肩の原因では説明がつかないことが多い。
私も普段から加齢によるものではなく、
肩に起こっている炎症が治まれば良くなると説明しているが、
炎症が起こる理由は数多くあり、
その人に合わせた説明と施術方法を行っている。
この著者の新しい考え方では四十肩は
「免疫力の一時的な低下によって起こる」と考えている。
一時的な免疫機能の低下によって緩やかにウイルス感染が起こり、
それをきっかけに関節の周囲で炎症が起こっている」
確かにそう考えると四十肩にまつわる多くの疑問の答えが出せる。
一般的に免疫機能の低下は40~50代で始まる事も
四十肩の発症時期と重なり、かなり説得力があると思う。
今後の研究に期待したい。
上記の著者の仮説が正しいとするのであれば、
免疫機能の低下が四十肩に限らず、
多くの関節炎を始めとした40~50代に起こる症状の原因になっている可能性もある。
まだ確定的な研究ではないが、以上のことを考えると
単に筋肉を緩めるだけではなく、
免疫機能が高まるような生活習慣などが痛みの改善に必要な可能性が高い。
現状の施術で思うように効果が出ていない人は
免疫機能を高めるような生活を心がけてみよう。
うみがめ整骨院
福岡県福津市津屋崎1-12-7-201