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うみがめ鍼灸整骨院です。
「筋肉が弱くなると慢性痛になるから筋トレが必要」
とよく言われます。
痛みのない人に比べ、
慢性痛の人の方が筋力が低下しているため
このように言われることが多いですが、
これら研究では
・筋力が低下して痛みが生じ、慢性痛になっているのか
・慢性痛によって活動量が落ち、筋力が落ちているのか
ということが判断できません。
また、筋力低下と言われる人の中には
筋肉が減少している人だけではなく、
痛みや姿勢不良など様々な要因によって力を十分に発揮できていない人も含まれます。
筋肉量の問題ではなく、
力が発揮出来ない人のことを考えると
安易に筋トレをしたところで
実際に十分な力を発揮できるようになるとは限りません。
筋肉を鍛えるだけでなく、
力を発揮できる状態を作ることも重要であり、
力を発揮できる状態を作ることの方が優先順位が高いと考えられます。
「慢性疼痛患者の体重支持指数と罹患期間の関係」
堀本 祥惟, 加藤 佑哉, 尾崎 純, 嵩下 敏文
https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/47S1/0/47S1_A-235_1/_pdf/-char/ja
この研究は
慢性痛の人は体重指示指数(体を支える能力)が
痛みのない人に比べ低いことがわかっているが、
慢性痛の期間との関係を調べた研究が無かったので調べてみた。
という研究です。
この研究によれば、
・慢性痛の期間が長い人ほど体を支える能力が低下する
・痛みによって筋肉を硬くし、力を十分に発揮できない可能性がある
・筋肉が機能不全を起こしている状態(力を十分に発揮できない状態)で
不適切な運動を行うことにより、体をさらに痛める可能性がある
・慢性痛によって体を支える能力が低下し、慢性痛が悪化する悪循環が起こる可能性がある
ということが示唆されている。
以上のことをふまえても、
安易に筋トレを行うのではなく、
力を十分に発揮できる状態を作りつつ、
適切な運動を行うことが望ましいと考えられる。
力を十分に発揮するための条件は色々ありますが、
まずはきれいな姿勢を意識することから始めてみましょう。
うみがめ整骨院
福岡県福津市津屋崎1-12-7-201