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うみがめ鍼灸整骨院です。
体が痛くなっている原因は
「筋肉が弱いから痛みが出ている」とか
「関節が変形しているからだ」
というようなことはよく聞くと思います。
今回は関節の変形について書こうと思います。
「関節の変形があるから痛い」
と言われて確かにレントゲンで見ると
痛そうな形をしている事が多いですが、
実は変形があるから痛いわけではありません。
変形が原因で痛いのであれば
手術で人工関節を入れた人は痛みが無くなると思いませんか?
手術をしても痛みが続いているという方は多いのではないでしょうか。
変形しているから痛いのではなく
膝に負担がかかっているから痛いので
人工関節に変えても負担がかかっていれば痛みは続きます。
そもそも関節の中には神経が無いので
関節内の変化で痛みは出ないように思います。
もちろん関節の状態が悪くなって
靭帯や筋肉に負担がかかれば痛みは出ると思います。
ですが、そもそも変形とは
関節の適合性が悪いものの適合性を上げるために起こる変化
と考えられています。
簡単に言うと
関節が上手くかみ合っておらず不安定で偏った負担がかかってしまう。
↓
衝撃が上手く吸収できないので体を痛めてしまう。
↓
痛めない様に変形して関節を安定させよう
という働きによるものなので
変形はそもそも体を痛みから守る反応です。
そのため変形しているから痛いのではなく
負担がかかり続けているから痛いと考えられます。
変形に対して手術に意味がないという事ではなく
痛みに対しては手術だけで良くなるとは限らない
という事を考える必要があると思います。
変形していると安定性は増しますが、
変形している分可動域が狭くなるため動かしにくくなります。
手術をすれば元通りに動くとは限りませんが
可動域が狭くて動きにくい場合
変形しているままよりは動く可能性があるので
その分も加味して検討すると良いと思います。
手術に対して安易に考えるのではなく
メリットとデメリットを考えるようにしましょう。
手術のメリットとデメリットではなく
自分にとってのメリットになるのか
という観点で考える必要があると思います。
人工関節は膝であれば20年程度しか持たないので
もしかしたら再手術をする必要が出てくる場合もありますし、
普段動かない人には可動域が広がっても
メリットにならない事があります。
自分の状況やどんなことをしたいのか
という事を踏まえて自分で選択するようにしましょう。
うみがめ鍼灸整骨院
福岡県福津市津屋崎1-1-23