福津市、古賀市、宗像市の口コミNo.1の
うみがめ整骨院です。
バランス感覚は非常に大事です。
なぜなら
・筋出力の低下
・不良姿勢
・転倒
・痛み
・怪我
など
様々なものにバランス感覚が関わります。
宮地元彦、谷本道哉
「バランス運動の効果と実際」
（e-ヘルスネット ”厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト”）
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/exercise/s-04-009.html
（参照2021.6.10）
ここに書いてあるとおり、
バランス感覚は重要であり、
高齢になると余計に大事になります。
高齢になった時にバランス感覚が大事だと思っても、
そのバランス感覚を取り戻すのは時間がかかるだけでなく
場合によってトレーニングをすること自体が難しくなるでしょう。
できるだけ早いうちから
バランス感覚を鍛えた方が良いでしょう。
自転車に乗る習慣があるだけでも
バランス感覚は落ちにくくなります。
高齢になった時に
「筋力がないからバランスが取れない」
と思っている人も多いですが、
このブログの冒頭でも書いたように
「バランスが悪くなると筋出力が低下」します。
筋力が落ちたのではなく、
バランスが悪くなり、力を出しにくくなっているだけの場合が多いです。
また、それが筋力低下を引き起こす原因にもなります。
このような状態で
筋力トレーニングを開始しても力が十分に出せないので
・怪我をしやすい
・トレーニング効果が薄い
という事になります。
まずはバランス感覚を鍛えることが重要です。
高齢の人が
・足が上がらなくなってきた
・つまづきやすくなった
・立っていると足が震える
・杖をつかないと歩けない
というのを聴くことがあると思いますが、
これもバランス感覚が無くなっているからです。
足の力がないから杖を使って腕の力まで必要なのではなく、
バランス感覚が悪く、二本足では体を安定させられなくなったので、
杖をついてバランスを取りやすくしているだけです。
カメラの三脚と同じで、
地面に接している点を結んだ面積が広くなると体は安定します。
そのための杖なので
杖に体重をかけないようにしましょう。
杖に体重をかけると肩がこるばかりか
・姿勢が崩れて余計に力が出にくくなる
・姿勢が崩れた分、手足で力を入れて踏ん張り、疲れやすくなる
などが起こります。
・足が上がらなくなった
・つまづきやすくなった
という場合、
足が上がらないことが問題ですが、
「足を上げる筋肉が弱いから足が上がらない」
というのは間違いです。
想像してもらえばわかると思いますが、
足場が不安定でバランスが取れない場所で足を上げて片足立ちができますか？
もしくはそんな場所で大またで歩けますか？
できる人は余程バランス感覚が良いか、
脳が正常に機能していないかのどちらかです。
バランスが取れない時に
足を上げてしまうと転ぶ可能性が高いので
脳は足を上げさせません。
歩く時には一瞬片足立ちになりますが、
バランスが悪いと片足立ちになっている時間を短くしたいので
歩幅を狭く、足を低く上げる
というような対処をします。
そのため、足を上げるための筋トレをしても
歩行時の足の上がり具合は改善されませんし、
もしバランス感覚が戻っていないのに
足が上がってしまったのなら転倒のリスクが上がります。
そもそも、
「歩くときに足を前に出す」という動きには
筋肉をほぼ使用していません。
歩く時の体は
体の重心が前に移動したことにより前傾姿勢になります。
前傾姿勢になっているので
足が振り子運動で前に出ています。
歩く時に使っている筋肉のほとんどは
片足立ちを維持するときに使っています。
立っていると足が震えるのも
バランスが取れておらず、
筋肉がバランスをとる為に余計に働いているからです。
バランスが取れれば足の震えが治まります。
脳などの病気がある場合は
その影響で神経が繊細に働くことができず
バランスが十分にとれないという状態になります。
足が震えるほどバランスが取れないのであれば、
自分一人で歩くのはかなり難しいでしょう。
歩行器や人の肩を借りていないと体を安定させることができません。
こうなる前にバランス感覚を鍛えるようにしておきましょう。
バランス感覚は思っている以上に重要で
体に様々な影響を与えます。
片足立ちでもバランス感覚のトレーニングになります。
始めのうちは壁に軽く手をついてでも良いので
できることからしてみましょう。
うみがめ整骨院
福岡県福津市津屋崎1-12-7-201
